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【河沢】ハローそしてグッドバイ

沢北がアメリカに行った後の話。

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無機質な音が微かに耳に入り、ゆっくりと目を開く。

まだカーテンから光が漏れていないことから、今が夜であることは間違いない。
意識がはっきりとしてくると、それが居間にある電話の呼び出し音であることが分かった。

普段起きる時間まで、まだ時間はある。このまま再び目を閉じてしまっても良かったのだが、聞かなかったことにするというのはどうにも後味が悪い。
結局、布団から出て居間へと向かうことにした。


他の家族を起こさないようになるべくそっと移動し(電話の呼び出し音が鳴っている時点で、あまり意味のない行動とも言えるが)、受話器を取った。


「もしも…」
『ハロー!ハロー!河田さんすか?沢北ですけど!』

起き抜けに聞くにはあまりにも元気すぎる声に、思わず耳から受話器を離した。

今すぐ切りたい気持ちを抑え、一応一言だけ添える。


「グッドバイ」

『いやいやいや何言ってるんですか。今掛けたばっかりっすよ』

「……沢北、お前日本とアメリカでどのくらい時差があるか知ってるか」
『は?馬鹿にしてんですか?そのぐらい分かりますよ。ええと……………………………なんか結構いっぱいある』
「14時間だ、そのぐらい覚えておけ。切るぞ」
『わー!わー!待ってください!もうちょいお喋りしましょうよ!』
「話したいならもう少し常識のある時間にかけてこい」
『次からそうしますから!お喋りしないと俺寂しくて死んじゃいますよ!』
「それは大変だな、じゃあな」
『構ってくださいよぉぉぉぉ』









「お前、クマがひどいピニョン」
「…沢北のアホのせいでな」
「なるほど、大体察したピニョン。あいつ時差分かってるピニョン?」
「“時差がある”ということは知ってた」
「沢北にしては上出来ピニョン。あとはお前の教育不足ピニョン」
「………」


1万km離れてもなお、自分を振り回す世話のかかる後輩にため息を吐いた。


****************************************************
結局、話に付き合ってあげる程度にはちゃんと沢北のこと可愛がってるよ。
あと留学ってどのへんなのかよく分からないので、ググってでてきたミシガン州を仮定しました。

元ネタだとグッバイだった気がする。
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きりん
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自己紹介:
主に福田と仙道に狂ってます。

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